ウォークラブ

地味に攻撃ヒット時の効果音が独特のものであり、ポコポコとした打撃音が面白い逸品
性能面も申し分なく、終盤でもPerk構成次第では対人線でも十分に運用できる

ちなみに、Honest Hearthのコンパニオン、「フォローズ・チョーク」のデフォルトの近接武器でもあり、彼から依頼されるクエスト「Bighorners of the Eastern Virgin」をクリアすれば、.45オートピストルと共にタダで貰える

DLC Honest Hearthで追加される近接武器である。トライブの意匠が施された、全体的に緩く湾曲したこん棒で、先端は馬頭を模った形状となっており、敵に目掛けて振り下ろせば、馬が頭突きをしているように見えるだろう。威力は19、改造とperkを合わせると31となる。重量も3と非常に軽い。

　数値上だけ見れば、近接戦闘でイニシアチブを取ろうと考えるプレイヤーがこの武器を選択する理由はないだろう。しかしこのこん棒の真価は攻撃時の取り回しの良さ、速度、そしてスペシャルアタックである。
　近接攻撃のスキルを限界まで成長させ、関連のperkを全て習得した運び屋が繰り出す打撃は、重量が軽い武器であればクイックモーションとも言うべき速さに達するが、この武器の速度は1秒に3,4回も打撃を加えられるほどに輪をかけて凄まじい。
　極めつけはこん棒系統のスペシャルアタック、ライツアウトであるが、これは両手で頭上に武器を振り上げたまま素早く敵に接近して打ち付けるという単純な攻撃方法だが、当然ながら攻撃速度が適用される。それが意味するところは、前方方向に限定されるが、スペシャルアタックを繰り出すことで素早い移動が可能になるということである。その不自然な挙動を伴う移動速度はカサドレスを除く全てのクリーチャーの追撃から逃れることを可能とするほどである。
　スペシャルアタックは敵対者からのエスケープ以外にも、例えばターボを摂取した後にライツアウトで素早く敵の背後へ離脱し、反撃を許さず一気に殴り倒す、といったように攻撃手段にも活用しても強力である。
　見かけや数値以上のポテンシャルを誇る恐るべき近接武器である。