ヴィラ

街全体が画一されたデザインで、似たような景色がずっと続くので既に指摘されている通り迷いやすい。毒雲の霧で薄暗くなってるのがそれに拍車をかける。
ゴーストピープルを倒して一息つき、周りを見渡すと「あれ、俺どの方角から来たんだっけ…」となりがち

スタッフならまだしも、戦前の観光客は迷子になりそうだ…

建物の作りはメノルカ島やマヨルカ島といったスペインのリゾート地やシチリア島、メキシコのリゾート地の南欧風の町並みの様な豪華さはそこまで無いが非常に美しく解放感溢れる作りとなっており何事もなく完成していたら都市での慌ただしい日常を忘れるのにぴったりなカジノリゾートとなっていたはずである。

ヴィラはシエラ・マドレを中心に半円周上に展開しており、中央の噴水広場からカジノに入ることが可能となっている。

大戦争を乗り越えて街全体は残っているのだが、建物や通路に関しては通れる道や通れない道が様々な形で変化した入り組んだ構造となっておりかなり迷いやすい。
またゴースト・ピープルたちや彼らが設置していると思われるトラバサミ、更には毒の霧など戦前から問題視されていたものを含め、様々な敵や罠が現れている。

総じて危険な場所であり、運び屋が来るまでにどれだけの探索者がカジノの財宝を求め死んでいったのか想像もできない。
伝説として語られるような場所になっていったのもむべなるかな、というところだろうか。

シエラ・マドレにおけるカジノ以外の居住地区や医療地区、プエスタ・デル・ソル、サリダ・デル・ソルなどの場所。ヨーロッパをイメージしており、路上駐車が我慢ならないシンクレアの考えにより道幅は車が通れない程度に狭く設計されている。

ホログラム、自動販売機などのシンク・タンクの技術に資金を注ぎ込み過ぎたあおりを受けて、作業員いわくハリボテの街となってしまっているらしいが、大戦争とその後の数百年を経ても壊れたり朽ちたりしたようすは見られず、なかなかに堅牢な設備を誇っている。ゴースト・ピープルが整備しているのだろうか。