スポア・キャリアー

Vault 22最深部のターミナルによると…

『種：ビューべリア属Mordcana
昆虫病原菌、B.Mordcanaは殆どの害虫の身体に寄生するよう開発された。
宿主に完全に寄生すると、技術的に宿主は死ぬが、
体内に寄生した菌の影響により身体が動き続ける。
この様に、菌は犠牲者の体内で動き回り、
時折宿主の身体の周囲に胞子を撒き散らし、近くのもの全てを感染させる。
その欠点は、犠牲者を殺すのに10日－20日かかる。
さらに非社交的な害虫に使用した時のみ効果が限定されることだ。』（PC版）

つまり、本来は害虫駆除目的に開発されたウイルスに人間が「非社交的な害虫」と見なされ、人間にも感染するようになったと...

マジで笑えないブラックジョーク。
感染するのは、Vault内でずっと過ごして外界と接触しなかったVault 22の人々だけだ。
...と信じたい

寝た状態で調べると「気絶している」と出る

上記のようにステルス・アタックを決めやすい為、カウボーイ・リピーターやキャラバン・ショットガンなどで1〜2発撃ち込んでやれば簡単に対処できる。

ただ「いちいち草むらに注意して探索するのなんて面倒くせぇ！」という運び屋は火炎放射器（使えと言わんばかりに燃料もわりと沢山おちている）がVault22内に置いてあるので、これを使って潜んでいそうな怪しい草むらを片っ端から消毒していけばいいだろう。

厄介なことにスポア・キャリアーはV.A.T.Sやレーダーに反応せず、プレイヤーが近づくまで草むらに隠れているので、索敵を怠っていると不意をつかれやすい。
また上位種のスポア・キャリアー・サヴェージになるとHP175と通常種より体力が高く、攻撃力も強化されており、殴りと自爆でかなりの痛手を負ってしまうことも。

ただ前述されている通り、潜んでいそうな草むらを目視で注意深く索敵すればスポア・キャリアーの発見は容易。
なおかつ接近するまではプレイヤーに反応せず、遠距離武器によるステルス・アタックを非常に決めやすい為、対処は結構簡単だったりする。またDTが0なのでホローポイント弾も有効である。

Vault22でよく目を凝らせば草むらの中に転がる彼らを見つけることが出来る
近づくとむっくりと起き上がって襲い掛かってくる
が、寝ている最中は完全に無防備の為、火炎放射器等で
文字通り消毒することでわりと簡単蹴散らせる

なお、性能的にはFo3のDLCに登場したトロッグのコンパチ

なおこの時にはVault22の住人は全滅はしておらず100人以上が生き残ってモハビから北のザイオン国立公園まで新天地を求めて避難していたが、そこでサバイバリストと名乗る人物が見守っていた人たちをあろう事か捕まえて食肉にしてしまった事で怒りを買い、30人前後にまで減らされるというほとんど虐殺に近い形にまで追いやられ泣く泣くザイオンから逃げ出すが、あちこちで転化したスポア・キャリアーが見られる。

サバイバリストの記録からすでに症状が見られているため逃げ出す前に転化したものなのか、それとも殺された後に転化したのかそのあたりは不明。

他のゲームではマタンゴだのファンガスだの言われているキノコ人間。胞子を吸い込むと細胞レベルで変異してしまうのは一緒。弱点も大抵は植物系モンスターと同じ様な弱点(菌類なのに)が多かったりする。



倒しても｢んにぃ～｣とは鳴かない

全身緑色でヒト型のアボミネーション。Vault22に巣食っている。
当該Vaultに点在するちょっとした植物のような茂みの中に倒れており、プレイヤーが近寄ると活性化して襲ってくる。


その正体は、やはり想像通り人間である……。
Vault22の単語記事に詳しく書かれているが、もともと当Vaultのテーマそのものは植物の改良であり、非常に穏和でまともな施設だった。
ところがどっこい、植物のついでに行っていた菌類の研究で偶然「人間の肺に寄生して増殖、宿主を死に追いやったあと起き上がって人間を襲うようになる」というヤバすぎるシロモノができてしまった。
それからはアッという間に拡散・住民が変貌、緑のゾンビランドの出来上がり……となったところに運び屋が来た、という次第である。

理性を失っているところはフェラルグールとそう変わらないが、単純に放射線で変異しただけのグールと違い、感染・伝播してゾンビのように増えていくところが非常に恐ろしい。実際に、遺されたターミナルにも感染したあとの様子や増殖していく様子が記録されている。マジモンのホラー。