ザイオン

ソローズを逃がすか戦わせるかでその後のザイオンにおけるホワイトレッグス発生具合に差がある模様。
体感だが戦うと決めたらホワイトレッグスはほぼいなくなり逆だとホワイトレッグスはリスポンする。

HHを終わらせていても、定期的に来る価値のある場所。
ホワイトレッグスもいないので、武器を降ろしてザイオンの大自然に浸りながら心を癒そう。

DLC「Honest Hearts」の舞台、戦前におけるザイオン国立公園。大戦争後とは思えないほど緑豊かで清浄な水があふれる土地。洞くつの父の記述によれば、ザイオンも大戦争直後はアメリカのほかの地と同じく放射性物質により高濃度に汚染されたようだが、訪れた巨大な嵐がそれらをぬぐい去ったようだ。

過去のある時点から代々ソローズが住まう土地となっているが、それから現在までに敵にやられたデッドホースが逃げ込んできたり、シーザー・リージョンがやってきたりといったこともあった模様。そしてHonest Heartsでは虐殺を生き延びたニュー・カナーン人とジョシュア・グラハムを追ってホワイトレッグスが攻め入ってきている。

ザイオンとは古代ヘブライ語で「避難所」もしくは「聖地」を意味する言葉で、イスラエルのエルサレム地方をさす歴史的地名「シオン（Sion、Zion）」の英語読み。
ジョシュア・グラハムがDLC中に詩篇137（「バビロン川のほとりに腰を下ろし、我々はザイオンを思って泣いた」から一連の台詞）を諳んじるが、これはバビロニアに敗北し、エルサレム（＝シオン、ザイオン）から引きはがされてバビロニアの各地方に強制移住させられたユダヤの民が、エルサレムを懐かしみ、嘆いた歌であり、運び屋に対し「ソローズもこのように嘆くことになるから戦おうぜ！」と誘うための引用であると解釈できる。しかし、ニュー・カナーン人でも何でもないウェイストランド人である運び屋、およびユダヤ教徒でもキリスト教徒でもない大半の日本人プレイヤーはおそらく「突然何言い出したんだこいつ？」と思ったことだろう。