バーバラ・エリザベス

クエスト完了後、彼女とMAIAの元に訪れて酒入りの紙袋を備えてあげよう
そして報酬の強力なハンマーを手にワトガをそしてアパラチア再建の冒険に再び足を進めよう

ん？なにやら街中でロボットを叩き壊すような音が....

故人であることが惜しい人であり、しかし故人ゆえにクエストのストーリーが良くなっている味わい深い人物
クエストクリア後にMAIAと共に写るように写真を撮ったresidentは自分だけではないだろう

クエスト「Mayor for a Day」に登場する、第134代目のワトガ市長。
彼女（の死体）はワトガ都市センターの市長室で、相方のMAIAと共に「次に市長室に入ってくる誰か」を25年間ずっと待ち続けている。
無事にクエストをクリアすれば、あなたが彼女を継いで第135代目のワトガ市長になれる。

元々は音楽教師であり、スコット・W・ターナーによるテロの際に偶々市長に選出されていたため、事態の収拾のために奔走することとなった。
テロ以前からターナーからの声明文等を受け取っており、彼の隠れ家がボグタウンにあるという噂も掴んでいたが、最終戦争とロボットの暴走という2つの惨事が重なる混乱の中、犯人確保に動くことができなかったようだ。

歴代のワトガ市長はワトガ市民の中からランダムに選出され、その任期もまたランダムに決定されるという制度の下で選ばれており、彼らの中には問題ある人物も少なくなかった（幼い子供が選出されていた形跡すらある）。
バーバラはそんな彼らの中でも例外的にかなりまっとうな人物だったらしく、初めてワトガを訪れた際に聞こえる放送や、残されたターミナルの文章、そしてMAIAから聞くことのできる最後のメッセージなどから、窮地に立たされる中で懸命に職務に励み、少しでも市民の安全を確保しようとしていた形跡が伺える。

ワトガ市が終わりへと近づく中、彼女はワトガ市長として自分に与えられた権限（法的効力を持つ「執行命令」の制定）を使い、次に市長室に入った人物を市長にする「一日市長」制度を制定した。これは自分の身に万が一のことがあった場合の備えであったらしい。結果的に、この制度はResidentに利用されることとなる。
作中時間においてはワトガどころかアパラチア全土が無人地帯となってしまったが、せめて我らResidentは彼女の機転により確保することができた、ワトガという安全地帯を存分に活用しよう。
なお、この執行命令を制定する際の彼女とMAIAの掛け合いは必見。かなりウマが合う関係だったのかもしれない。