デ・シルヴァのターミナル

1階にグールはいなかった。酷い場所だけど、ひと仕事したら各々の部屋ができた。夜はちょっと怖いけど、他の人たちはこの場所についての物語を聞いて育たなかったらしい

私の予想では、1、2週間でスクライブ・グラントと他の人たちをこっちに迎える準備ができると思う。私たちはここを”ディファイアンス砦”と呼び始めた。素敵な響きだ

昨日の夜は屋上で戦争の話をした。そのとき、コウモリみたいなすごくおかしな生き物を見た。多分、ワトガから飛んで来たんだろう。あそこでは何も生きてないと思ってた。あの殺し屋ロボットを数に入れなければだけど

そいつは真っすぐ私たちのほうへ飛んで来たから、ミニガンをぶっ放して追い払った

あれは現実だったのかしら？ クランベリー湿原はかなりおかしなことになってきた

グラントが来てそこら中を駆け回った。すべての部屋、発電機、エレベーター、何もかもをチェックした。ここまで人を疲れさせるのでなかったら感動的なのに

それからいくつも質問をし始めた。壁にはいくつ破損個所がある？ 扉はいくつ？ 不安定な窓は？ そして、この棟全部と1階を放棄すると言った。2階に上がる苦労がわかってるのだろうか？

でもエレベーターを直せるらしく、従者ウェーバーが救出活動で見つけた軍事用のセキュリティ用品も導入するそうだ。おかげで、これまでディファイアンス砦のために計画してたことは無駄になるかもしれない。あ、名前は別。これだけはグラントも気に入ったようだから

ディファイアンス砦1階、入って左手にある部屋にあるターミナル。従者デ・シルヴァの個人ターミナル。

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B.O.S.専用
デ・シルヴァの個人用ターミナル

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