ケイレブ・フィッシャー

垣間見られる彼自身の性格からして本来レブとは反りが合わないように思われること。
メグに対する批判的な評価やホロテープ ルーへのお詫び で語られる離反の理由がやたら漠然としていること。
それらがレブが言うことの一部の受け売りのようにも取れること。
ルーに自殺への強迫観念を吹き込んだのが実はレブであったこと。
これらを考慮すると、フィッシャー自身がいろいろ考えてレブに付いたというより、彼の器用さと柔和で流されやすいところに目をつけたレブにかねてから話術で洗脳されていただけと考えることもできるだろう。
Cheating Death での件がなくともいずれルーとの仲は破綻していたのではないだろうか。

ただしどんな不運な行き違いがあったにせよ、誰かが糸を引いていたにせよ、決断したのはフィッシャー自身である。
事実上無人だったころのアパラチアでは割と好き放題だった Resident も NPC の生殺与奪のすべてを握る神ではなく、また、かつて彼が信じていた神もウェイストランドにはいないのだということを改めて自覚させてくれる。
彼に銃を向けたくなかった Resident は人の身の業に涙しつつも、一人の人間として彼の下した決断に応えたことを後悔しないように終末後世界を生きていきたいものである。


なお曲路の宮殿ではあなたの贖罪の意志として寄進をお受けしています。
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ポセイドンエネルギープラントWV-06ではこちらを見つけるなり、
「あの男（女）だ！心配するなレブ！こちらで片付ける！」
「こんなことは…したくなかった！だが、選択肢を奪ったのはお前とメグだ！」
と言いながら発砲してくる。


ルーとの友情よりレブ一味との繋がりを優先した彼だが、その必死さが伝わる叫びからは何とも言えないやるせなさも感じる。
ある意味正解のない選択をしたという点では、過去作でも時たま見かけた、Falloutらしい展開を表しているようにも思う。

レブを倒して、そして改めて仲間に戻したかった...。正直結構気に入ってたキャラだったのに...。