エデン大統領

誤訳(珍訳)として名高いエンクレイヴラジオ名物、秋元氏のイイ声から繰り出される「灰とヒッコリー」や「首都の国会議員」だが、大多数のプレイヤーに伝わっていない点では確かにそうではあるものの、ちょっと発想を変えるとある意味"正しく"なる。
そう、聞いている101のアイツ視点だと考えるのだ
彼(女)は超ハイテク穴蔵生活なvault101と、約200年経ってもシリーズ1・2を争う荒廃が続くキャピタルしか過ごせていない。なので"Ash"と聞いても木材用の樹木なんかよりも灰の意味の方が身近で多用しているだろう
そしてもっと被害が軽く、草程度の野球がどうにか出来そうな地域の住人達ですら、スワッターなるものと化すのが戦後の東海岸。そんな所で球団の洒落なんて放たれて、スッと理解できる方がおかしいのだと


まぁなんだ、そもそも超大国の首都とはいえ"アメリカ一部地域の内輪ネタ"を通じさせろなんて、リーヴァー隊長にノーグリッチマッパで挑み勝つレベルの激ムズ翻訳作業だよねって

大統領がラジオを通じて直接民衆に語りかける、というスタイルは、フランクリン・ルーズヴェルトが行った『Fireside chats（炉辺談話）』が元ネタとされている。

これは非常に画期的な試みで、世界恐慌で大ダメージを受けたアメリカ国民に安心感を与え、士気高揚に大きな効果を発揮した。

>>3 にある通り、エデン大統領は原語版と日本語版で演技の質がかなり違うのだが、もしかすると日本語版のキャスティングや演技は、ルーズヴェルトの語りをイメージしたのかもしれない（安心感を与えるためか、力強い演説ではなく、親しみのある話し方をしていた）。

彼と師弟関係になる事はできない。

やろうとしている事は「ウイルス汚染された人々を全滅させ、純粋な人間のみを生かす」という選民思想ゴリゴリの悪役キャラなのに、なぜか憎めない。
その声と珍訳のせいだろうか、あるいはロイやトバルというクズがいるせいだろうか…

エンクレイブの指導者で超高性能AI「私を壊すことなどできん」と自信満々に言う所から母機であるZAXコンピュータを破壊されても、他のコンピュータにデータを即時転移することができるのだろう。

目的は遺伝子変異していない純粋人間のみで構成されたアメリカの再興であり、ロボット三原則もなんのその、手段を達成するために嘘をつくのも厭わない。
これは彼が精査した歴代大統領から学んだ事なのかもしれない。政治家で学ぶ嘘のスピーチなる本もあるようだし。

オータム大佐も彼の真意がわからなかったようで、主人公のスピーチ能力が高く改良型FEVの容器をもっていると「（ミュータント絶滅）計画は何カ月前に破棄されたはずだ！まさか大統領は私を騙していたいたのか」と、オータム大佐のやる気を失わせて撤退させることができる。

ちなみに、主人公にも嘘をついていたのは間違いなく「改良型FEVを浄化装置に組み込めば、ミュータントは絶滅するが、君は大丈夫だろう…多分。成功の暁にはエンクレイブの幹部にしてやろう」とは言うが、話を鵜呑みにして浄化装置に改良型FEVを入れても追加コンテンツではエンクレイブの兵士やマシンどもに狙われる。
しかも改良型FEV汚染された水を飲み続けるとゲームオーバーになるため、何一つとして良い事が無い。大統領の甘言は無視した方が良いだろう。

悲しいかなアメリカの昔のパブリックイメージそのままというか、複雑化した現代からは考えられない程強気で脆いエンクレイブは、ある意味ロマン溢れる存在である

ちなみに、オータム大佐の部屋のボックスか何かがあり、ロックピックで開けると中にはZAX破壊シーケンスがあり。

見つけると大統領の要件が終わったあとの会話で選択できるようになる。

選ぶと直ぐに自爆シーケンスに入ると言う。まさに、そこまでするつもりは無かった。と言う言い訳を経験できる。

Fallout76 の追加ストーリーで登場しないかな。
一応、ホワイトスプリングバンカーのターミナルでMODUSとコンタクトした形跡があるし。

ジョン・ヘンリーにキャプテンが言った
あのおんぼろドリル　ずっと回ってる
蒸気ドリルを出して　仕事に掛かれ
鋼をガンガン　ガンガン叩け
鋼をガンガン　ガンガン叩け

— 民間伝承, データリンク

>>2
これはロングフェローの名言
"間違ったことの言い訳をするよりも正しいことをするほうが時間がかからない"
からの引用と思われる

開発はどうやらロングフェローが好きらしい

ものすごく今更感はあるが、同じく核戦争後の某モスクワメトロでの第二作目で登場する赤軍のトップの書記長声と同じ人である。

>>4 補足

初代falloutのラスボスも口八丁で本拠地ごと自爆させる事が可能。

なので"falloutシリーズ"名物、
過去作から画期的であった。

76にて、まだエデンとしてではなく、ZAXユニットとしてMODUSと話していたログが残っている
2077年にてやたらと過去の大統領について複数回もの再検索を繰り返しており、この時から既に大統領とはなんなのか、ということに興味を抱いていたようだ

私はジョン・ヘンリー・エデン。
エンクレイヴの、アメリカの、そしてあなたの心の…大統領！

多分、ベゼスタの皮肉なんだろう。
ジョン・ヘンリーは機械が人間の仕事を奪う事を恐れてた産業革命以降の時代のアメリカ民話（？）に出てくる鉄道レール敷設の釘打人。

蒸気釘打機と釘打ち対決して勝つが、心臓麻痺で死んでしまう。

AIに仕事を奪われる事を今の人間が心配する時代に似ている
エデン大統領がAIであることを考えるとジョン・ヘンリーという名前はまさに皮肉だ

「ジョン・ヘンリーは親方に向かって言った。
　『人間には人間のやり方があるんだ。
　　蒸気ドリルに打ちのめされるくらいなら、ハンマーを握りしめたまま死んだ方がましだよ』」- 作者不詳『ジョン・ヘンリーのバラッド、鋼鉄の男』

どっかで見たなと思ったらCIVか…

アメリカの労働階級層における神話に近い伝承にジョン・ヘンリーというそのまんまの名前の人がいる。
その内容も要約すると圧倒的かつ明らかな変革のなかで古いしきたりや慣習に拘ることは全く意味が無く無益である、というようなもの。
もう少し詳しく言えば時は19世紀、技術の進歩により肉体労働の機械化が進む中、蒸気機関に人力で戦いを挑んで無惨にも散った上に結局仕事は蒸気機関に取って代わられてしまった男の話である。

これらはしばしばそのままの意味で仕事を奪われる肉体労働者を憂う話として使われる他、ある一点に優れたものが必ずしも優位性を保てるとは限らないという訓話としても語られている。

ジョン・ヘンリー・エデンという名前はもしかすると、核戦争で永遠に世界が変わってしまった中でもなお古き良きアメリカを望み、それを叶え圧倒的な変化を覆した後に広がる「ジョン・ヘンリーの理想郷」を意味していたのかもしれない。

名前の由来はジョン・ボーナムか？

オリジナルの声優は時計仕掛けのオレンジを始めとして映画やドラマで活躍する名優、マルコム・マクダウェル
実際にアメリカの大統領を務めたビルクリントンに出演依頼を出したという噂も

日本語版の声は秋元羊介氏が担当。
洋画の吹き替えにも数多く参加している他、某ロボットアニメの最強師匠で有名。

ハローアメリカ。
ジョン・ヘンリー・エデン大統領だ。


※イケボ

エデン大統領が人造人間の身体に意識を移し替え、
リベンジのために再びエンクレイヴを率いて攻めてくるのだろう

エデン大統領が発案した純人類だけには無害な改良型FEVを散布し
ウェイストランドで変異したミュータントを絶滅させると言う計画の大筋は
Fallout 2で本元のエンクレイヴが実行に移そうとしていた計画と全く同じである
本人も「以前政府の中で似たような考えがあった」と明言しており
高性能のAIとは言え人間の行動をなぞることしか出来なかったようだ

？？？？？「所詮、プログラムだ　同じ事を繰り返すしか能がない…」

今後、エンクレイブが活動を再開しない限りは一応FO世界のアメリカ合衆国最後の大統領と言う事になるのだろうか
幼少期の思い出もアメリカ第一国民としての理想も選挙による当選もプログラムされたウソとは言えアメリカ政府を受け継ぐエンクレイヴの指導者であったことに変わりはないのだから
なお、前任者（FO2のリチャードソン大統領）はしっかりと選挙で選ばれた人間でした

エデン「私は機械だから正しい」
101「なぜ自分が正しいと分かるんだ」
エデン「機械だから正しいのだ」
101「機械だから正しい？答えになってないぞ。」
エデン「…エラー、エラー」
101「自爆しろ」
エデン「分かりました。自爆シーケンス開始」

高Intの101とエデンとの会話はだいたいこんな感じ

彼に従っても一切恩恵がないどころか
浄化された水を飲むと即死するようになってしまう為
彼の提案はさらっと聞き流されがちである。

誤訳とふわっとしたテンションの為
なんだかお茶目な印象のあなたの心の大統領。

あるいは彼(?)も連邦へ来てインスティチュートで受肉したら、インスティチュートや人造人間に欠けていた「リーダー(シップ)の不在」「統一価値観の形成」を補う強力なシンボルになったかもしれない。
そうなれば、ほとんどのウェイストランド人や連邦人を即死させる改良型FEV弾頭と人造人間入りX-01やセントリーボットを保有し、さらに戦前の理想を継ぐ完全な政治形態を持った恐るべき機械共和国としてBOS以上の強大な存在になるかもしれない<嘘>
もっとも、彼の演説やZAX破壊シーケンスの存在理由を考えると人造人間も大統領ともども単にエンクレイヴ本部の尖兵となり下がり、むしろ人造人間は101のアイツよりも改良型FEVを配布するのに最適な手先となるのでより深刻な"浄化"と不和を招きそうではあるが。

オータム大佐がノリノリで割と怖いラジオ演説を繰り広げた後、「見事DA⭐よくやった！」と適当な感じにスルーする大統領

エンクレイブ製のアイボットを使いウェイストランド中にエンクレイブの素晴らしさ、アメリカの復興等のプロパガンダ放送を流していた。
が、独特の雰囲気、荒廃したウェイストランドに似つかわしくない軽快な音楽、何より非常に形容しがたい誤訳によってネットユーザーやファンの間ではオータム大佐と異なり非常に親しまれていた。
「やぁ、愛しきアメリカよ。」
「此処で、霊的な引用を。」
特に有名なのが
「灰とヒッコリーのバットで武装した古のナイトのように・・・彼らは、もうすぐ姿を現そうとしている。
彼らの名は「首都の国会議員」だ。彼らの目的は？親愛なるアメリカ国民を、スポーツの喜びを日差しのもので楽しませる事だ」

本名ジョン・ヘンリー・エデン。
西の崩壊したエンクレイヴの残党をキャピタル・ウェイストランドに招致し、ウェイストランド全域を武力支配、浄化プロジェクトによって作られたアクア・ピューラに改良型FEVを混入し、FEVに晒され放射線被爆によって変異した全生物(人間も含む)を殺害し、純粋な遺伝子を持ったエンクレイブによるアメリカ復興を目論んだ。
その正体はZAXコンピュータ上に芽生えた歴代大統領の全思考を基にしたAI。
終盤、浄化プロジェクトの起動コードを聞き出そうと孤独な放浪者をレイヴン・ロックに拉致。
最終的にどの様な選択肢を迎えようと(説得、エラー、ZAX破壊シーケンス、何もしない場合リバティ・プライムによる攻撃)エンクレイブ本拠地と共に爆散する事になる。

Fallout3名物の1つ、口車に乗せたら自殺(自爆)するラスボス
まぁ実際にプレイするとラスボスはコイツというよりオータム大佐なのだが、口八丁で敵の親玉を根拠地ごと滅ぼせるというのは当時中々に画期的であった

彼がラジオで語る良きアメリカ像は、エンクレイヴによる見え見えのプロパガンダ。どころか彼の幼少期の体験談などは、正体を考えれば全くのウソっぱちである。
一応、ごく一部に信奉者はいたものの、大半のウェイストランド人およびプレイヤーにとっては、その内容はほとんど聞き流される程度のものでしかなかっただろう。

しかし日本語ローカライズの際に誤訳の被害に遭ってしまい、絵に描いた餅のような話の一部に迷言・珍言が混ざってしまったため、ネタキャラの要素を帯びてしまった。
また英語版では理性的で力強いリーダーといった風情だった声も、日本語吹き替え版ではまるで孫に語りかけるかのようなどこか優しげなトーンだった事も、彼にまた違った一面を与えたといえるかも知れない。

名目上は敵対組織の親玉で、また主人公に非常に物騒な提案を持ちかけてくる敵役ではあるのだが、
日本語版では結果としてそれらともまた違う妙な印象も同時に与えるキャラクタとなっていた。

エンクレイブラジオでの
「仕事をこなすのは、なぜやらなかったかを説明するより簡単だ」は名言。

次回作のFallout4ではキャピタル出身だと思われるディーコンの「次の新人に、俺がエデン大統領だと思わせる。できると思うか？」というセリフのみの登場。

このセリフはエンクレイブの情報がどれほどウェイストランドに届いたかを考察させるセリフで、彼がZAXコンピューターだったことがバレてない事や、彼が行方不明扱いされている事、そして彼の知名度が(おそらく連邦出身の新人に対してやろうとしてる事から)連邦まで知れ渡っていたことが伺える

いや、ディーコンだからもしかしたら知ってて言ってる可能性があるが

Fallout3に登場した、エンクレイブ残党のリーダー兼エンクレイブ・ラジオのMC。