試作型MIRV

ナショナルガード(州軍)の補給所内のターミナルに戦前の5つのホロテープを回収済みの状態で
アクセスすると侵入できるシェルター内に置いてあるあまりにも極端な性能の武器。
MIRVとはMultiple Independent Reentry Vehicle
(またはMultiple Independently-targetable Reentry Vehicle)の略である。
ミニニュークを8発同時に発射することから、ダメージは1600×8で12800にもなる。
ミニニューク自体にも1発あたり10ポイントのダメージがあるが、これは考慮に入れる必要はないだろう。

接近して全弾浴びせれば、DLC無しのフォークスをも仕留められる。
多分爆発に巻き込まれてプレイヤーも空を舞うだろうが…

元ネタは多連装ロケット砲。その物量によって敵軍を制圧する事を目的とする。
本来単体での運用を目的とはされてはおらず複数で点ではなく面を制圧する事を考えられた。
MIRVとは一般的に複数の目標を攻撃する核ミサイル弾頭方式の1つとされる。
解りやすく言い直せば、試作連装核ミサイルランチャーと言った所だろうか。

現実世界ではこれに更に改良に改良を加えられ防衛用自走砲として活用されている。
思想として言ってしまえば敵に侵略される位なら味方もろとも世界ごと全てを吹き飛ばしてしまおう、という発想から。発想だけで済む訳もなく、この思想は現実の自走砲にも色濃く受継がれた。

地面に向けてジャンプしながら撃つと、遥か上空にぶっ飛ぶことができる。
もちろん即死。

一部ではマンチキン（いわゆる攻撃力等に拘る人種、悪く言うと効率厨とも）に対するベセスダ最大の皮肉とも言われている。

各地に散らばったケラー家の写しを幾つか集め、何が隠されているのかとワクワクしながら入手出来るのがこれ。確かに数値の上では最強に違いないが・・・。

ミニクエスト「Keller Family Refuge」のクリア報酬として、ケラーファミリーの地下バンカーで入手可能なユニークヌカ・ランチャー
その実態は、ミニ・ニューク8発を盛大にばら撒いて発射するという通常品を遥かに凌ぐほどのトンデモ武器で、しかも一発辺りの威力が通常品で撃つのと全く変わらないため、一撃の総火力の凄まじさは間違いなく本作最大最強である

しかし、ミニ・ニューク自体がかなりの貴重品な上に、通常品でさえその過剰威力と範囲故に使いどころが限られるロマン要素の強い武器であるため、ミニチュア版グレート・ウォー張りの連鎖核爆発を引き起こすコイツが通常プレイでまともに取り回せるはずもなく、多くの場合ネタプレイなどに用いられてしまうのであった…