ファミリー

メンバーの誰か一人でも死亡すると敵対する。主人公が殺したことにはならないはずのドラム缶暗殺でも容赦なく敵対する

吸血を目的にしている...というよりは、生来の食人衝動に悩まされている人たちのグループであり、人肉を食らうのではなく血を飲むことで代用としようとしている。人の肉を食らうものは獣であるため、好き勝手に人を殺して食べるのではなく、空腹のときにのみ必要なだけの人間を殺し、その血だけを飲むということで彼らが言うところの"狩人の秩序"を維持しようとしている。

プレイヤーはこのコミュニティを人を襲いその血をすする凶悪なカニバリストのグループとして皆殺しにすることもできるし、血液パックからの摂取で満足するよう説得することもできる。

人里離れた奥地に住まう。

…のは雰囲気的にいいのだが、血液パックの売買をするには、結構な距離を歩かないといけない。

彼らのアジトにあるターミナルは、他者の所有物であることを示す赤文字表記がされていないのだが、ハッキングして中身を覗くところを目撃されるとしっかり敵対される。
ちょっと経験値稼ぎに……と、深く考えずに手を出すとひどい目に遭うので注意。

残念ながら（？）101のアイツ自身の血液を提供する事は出来ない。

出来たら出来たで高レベルだと凄い味がするか、彼らに凄いバフ効果がありそうだが。

シリーズ初体験かつプレイ初期だと「うわぁ…いくら自制してるとはいえ吸血する人間がこんなにいてコミュニティ形成してるのか…おっかない世界だなぁ…」という感想を抱いてもおかしくないが、
ゲームが進み、プレイヤーを見るなり「新鮮な肉だァ！」と襲い掛かってくるレイダーの皆さんと散々戯れたり、血ではなく肉の方を、しかも積極的かつ計画的に狙ってくる某村落の歓待を受けた後だと、「血しか飲まない上になるべく人を襲わないよう隠れ住んでるとかどっちかというと普通寄りジャン」と評価が随分変わりそうな方々。

人の血を主食にしているとはいえ、実際のところ血を吸うために人を自発的に襲うことはファミリーの掟で固く禁じられている
そのため、食料となる血は主に活動域の近辺で死亡した者及び自衛の戦闘でやむを得ず殺害した者の新鮮な死体、病院の血液パックなどから回収している

その行為や「吸血鬼」を自称している時点でサイコなカルト集団にも見えるが、メンバーは全員吸血衝動のせいで孤立していたところをヴァンスに救われたという妙な共通点があり、ファミリーの正式なメンバーになるためには、この吸血衝動なるものを抑制・コントロールできる強靭な精神力が求められる

実際、クエストの選択肢次第でメンバーに加わることになるアレフ住人のイアン・ウェストは正気を失って両親を殺害、その死体から血を吸うという猟奇的な行動を取った末にファミリーに捕縛・保護されている
彼らが本当に吸血鬼なのかはどうかは、誰にも分からない…

メレスティ駅を拠点に活動する小規模なコミュニティ。リーダーはヴァンス。
自らを「吸血鬼」と称し、実際に人の生き血を主食にして生活しているトンでもない集団で、メンバーを「家族」と呼ぶなどその絆や連帯感は強い。
一見すると危険人物の集まりにも見えるが、自分たちが一般社会では受け入れられ難い存在であることを自覚しており、無用な殺生やトラブルを避け、平穏を求めてメトロの奥深くにひっそりと隠れ潜んでいた。
アレフで起きたとある事件において、深く関わることとなる。