牛追い棒

ベガスのNCR大使館の兵士が装備しているので、スタンガンと同じ立ち位置の非殺傷武器として運用していると思われる。基本的に鉛弾で罪が裁かれるウェイストランドにおいて「相手を無力化する」のが目的の武器は珍しい。他に同じ用途に使われるのは戦前製のメスメトロンとコンプライアンス・レギュレーターくらいだろう。

ただこの無力化能力、かなり強力である。そもそも3やNVのノックダウン効果が強力な影響ではあるのだが、あのラニウスさえもノックダウンさせてボコボコにできるので、YouTubeにはこれ縛りでエンディングまで辿り着く猛者すらいる。

元々はその名の通り、牛が動かなくなった時に電気ショックを与えて
無理やり動かす為の棒で、アルゼンチンで発明された物がアメリカに渡ったらしい。
発祥地のアルゼンチンでも頻繁に警察が犯人を拷問する為に使っていた通り、
拷問用の道具として転用する事ができ、NCR兵の中でもMPと書かれたヘルメットをかぶった
NCR憲兵が所持しているあたりおそらくモハビにおける使い方もこちらが主なのだろう。

憲兵というのは平たく言うと軍隊内での警察役を務める立場で
軍規に違反した兵士を厳しくお仕置きしたり捕虜の取り扱いを担当する。
だらしない兵士や捕虜になったリージョン兵士なんかがこれでビリビリされるのだろう。

NCR兵などがよく装備している近接武器。
威力はさほど高くないが、クリティカルでノックダウン効果。