Dr.ボロス

ヒッグス村の彼の寝室の落書きから、家族との関係も良くないようだ
前述も含めこれは想像の範囲だが、Dr.クラインとはベクトルの異なる尊大さ、異様なまでの自己主張、動物の命を弄ぶ実験(動物実験を批判する意図はありません)、演技的な発声などは自己肯定感の低さの裏返しではないかと感じる
子供の頃に愛されなかったであろうボロスはゲイブに歪んだ愛情を注いでしまう
人は自分がされたことしか相手に出来ないのだから
個性的すぎるメンバーの中でも闇が深い

シンクタンクの面々はルーチンワークにハマることで旧世界やアメリカのことをほとんど忘れてしまっているようだが、このボロスに関しては過去のトラウマが強すぎるせいか「アメリカン」高校や共産主義者のことをかなりはっきりと記憶しているのが印象的で、良くも悪くも、最も旧世界的な記憶や価値観を維持しているように思えた。

Dr.0のMr.ハウスに対する恨みつらみなどもそうだけど、脳みそだけになっても負の感情とそれにまつわる記憶だけはなかなか消えないのかもしれない。

>>3
X-8研究センターのターミナルを覗くと、"タマ好き"の二つ名を与えられた挙げ句全科目F（＝落第）の成績をつけられたリッチー・マーカスの成績表を拝むことができる。

ハイスクール時代にベッツィ・ブライトと言う女子生徒をダンスパーティーに誘うも断られ更にベッツィはボロスをいじめた張本人であろうリッチー・マーカスと遊んでいた事が彼のトラウマになっている。

彼の試験施設はボロス自身が校長を務める学校をイメージした場所となっており自分を蔑んだ者達への恨みがひしひしと伝わってくる

嫌味ったらしい尊大な態度はクラインと似たり寄ったりだがどこまでも冷静で論理的な彼とは違いボロスはトラウマを刺激されると興奮して言動が支離滅裂になったり、自分で実験台にしておきながらゲイブとの思い出を語り始めるなどやや狂気的な部分が強調される。
運び屋によってある物を手渡された彼は人間性を取り戻し、生命を弄ぶことではなく生命を育む研究に打ち込みたいと静かに語る。全てが終わった後に彼のもとを訪ねると早速その育まれた生命達からのおすそ分けを渡してくれる。

戦前の科学者で、シンク・タンクの一員。芝居がかった尊大な口調をしていて自分の研究に絶対の自信を持っているナルシスト。
専攻分野は本人曰く動物学、猛獣学、遺伝子組み換え技術に関する研究でカサドレスとナイトストーカーと言った危険なアボミネーションは彼のDNA実験で生まれた。

人間だった頃にアメリカン高校を首席で卒業した事を自慢しているが
そこで同級生のいじめの標的にされていたようであり、深いトラウマになっている事がビッグマウンテンのとある場所に現れている。

愛犬家でもあったようでゲイブと言う名前の犬を飼っていた
高校での苦い体験の慰みとなりビッグマウンテンで研究を始めてからも敷地内の住居で共に暮らし深く愛していたのだが、ある時どう言うわけか自らの研究の実験台にすると言う常軌を逸した行いをしてしまっている。

さらに自分の作り出したカサドレスとナイトストーカーがビッグマウンテンを抜け出し、外のモハビで繁殖していることを運び屋に指摘されても自分の管理下では絶対にありえない事だと頑なに認めようとしない等
自身の研究の倫理観や危険性に対しては異常に無頓着で、シンク・タンクのメンバーの中では最もマッドサイエンティストな気質を持っている。