ホワイトヘッド士官を訪問する

ジェラルド「モード」
ダッチェス「ジェリー、ご用件は何かしら?」
ジェラルド「公式訪問じゃないぞ、モード。奴らが来た」
ダッチェス「もっと具体的に言ってくれない? 誰のこと?」
ジェラルド「BADTFL」
ダッチェス「アルコール・薬物・その他危ない物の取締局がウェルチに? 誰が言ってるの?」
ジェラルド「俺だ、ダッチェス。できるだけ早く町を逃げ出すんだ」
ダッチェス「いいかしらジェラルド? 武器や違法薬物の大物密売人とつながっている悪徳警官のあなたを信じられると思う?」
ジェラルド「何をそんなにムキになっている? お前を刑務所に入れないようにしてるんだ」
ダッチェス「ジェラルド、もう見てられないわ。お互いもっと正直になりましょ? いいわ。私から始めてあげる」
ジェラルド「お前は一体…」
ダッチェス「取締局にはお友達が何人かいてね。あなた、このアパラチアの麻薬王である私をしょっ引くって、大口叩いてたそうじゃない。追い出すつもりなんでしょ。チャールストンの新しいお仲間が私のシマを奪えるように。でも悪目立ちしたわね。取締局が注目したのはあなたの財産。家とか、車とか全部。お気に召さなかったみたい。
そうよジェラルド、取締局は確かに来る。ただ目当ては私じゃない」

ザ・ウェイワード2階の鍵のかかった床金庫に入っているホロテープ。ジェラルド・ホワイトヘッドとウェルチのダッチェスことモードの会話が録音されている。
ちなみにBADTFLは「アルコール・薬物・タバコ・火器・レーザー取締局」で、戦前のアメリカにあった法執行・取締り機関。

英題は"Visit with Officer Whitehead"。内容を知るとわかるが邦題は不正確で、ホワイトヘッドは士官ではなく警官であり、ダッチェスの元にホワイトヘッドが訪問したのであって「彼を訪問する」のは誤りである。