ハーパーズ・フェリーの攻撃に関する報告

デレク・キャッスル
「みなさん、私はデレクです。ハーパーズ・フェリーで起きた出来事について、最後のレポートをお届けします。私の言葉が皆さんに届くことを願っています。

ここで何が起きたにせよ、その影響は甚大です。地域全体が… 壊滅しました。生き残った仲間がいたにせよ、その痕跡は全く見つかりません。地元の住人と話をしました。空からやって来た怪物たちが町を襲い、廃墟にしてしまったと彼らは言っています。襲撃を受け怪我をした人の何人かは、恐ろしい姿に変わり、周りにいる人を手当たり次第に襲うようになりました。

ローリーと彼の部下たちは、バンカーに閉じこもって怪物への対抗策を練ると言っています。別の言い方をすれば、もう私たちはフリーステイツに頼ることはできないのです。
マリア、君がエラに連絡してくれることを願っていた。彼女がローリーに助けを求めれば、彼は自分が間違っていることに気づくだろう。私見を言わせてもらえば、彼らは私たちに背を向けたのは、あまりにも利己的だと思います。彼らの助けがなければ、みんな死んでしまうのに…

ここで私にできることはもうない。ハーパーズ・フェリーは地図上から消し去ったほうがいいのかもしれない。私はすぐ戻る。しかし途中で農場をいくつか見に行って、安全を確認する予定だ。おそらく1週間ぐらいかかるだろう」

モーガンタウン空港2階、レスポンダーの本部があった部屋の奥にある無線機に置かれているホロテープ。

ハーパーズ・フェリーに派遣されていたデレク・キャッスルの最後の報告。ハーパーズ・フェリーの壊滅とフリーステイツの動向、そして事件に対するデレクの私見が記録されている。