コメント一覧(9)
- 古い順
- 新着順
- 末コメへ
>>6
恐らくだが、タバコからアスベストが取れるのは1952年から1956年にかけてアスベストの一種であるクロシドライトが含まれたタバコの製造・販売がされていたからだろう。
クロシドライトはフィルターの媒体として微粒子やガスの遮断に効果があることと、アメリカ陸軍が防毒マスクにアスベストを使用していたという経緯もあり、一部のタバコメーカーは1952年からクロシドライト製フィルター入りのタバコを製造・販売した。
しかし、アスベストによる健康被害の懸念の高まりやクロシドライト製フィルターのコストが比較的高価であることにより、1956年以降、徐々に淘汰されることになった。
そして国際がん研究機関(IARC)と厚生労働省によると、アスベストは喫煙との相乗作用で、非喫煙者に比べ肺癌発症リスクが飛躍的に高いと公表している。
シークレットサービスアーマーシリーズの作成・修理に必要なため、ウェイストランダーズ導入後は需要が伸びたと思われる。
アスベストとは、蛇紋石もしくは角閃石からなるマグマが特別な条件の元、水によって冷却され、結晶が繊維状に成長した天然鉱物繊維である。繊維の太さは0.02~0.35μm程であるため、寄り固まっていないと肉眼では見えない。
耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性に非常に優れており、そして安価であるため奇跡の鉱物と呼ばれていた。日本国内でも建材、自動車部品、学校の学習機材まであらゆる分野で盛んに使用されていたのだ。
しかしながら、その細すぎる繊維が故に肺の内部に溜まり、肺癌、中皮腫、肺性心疾患等の原因となるため現在では製造禁止となっている。
現在、その毒性と廃棄コストの高さ(飛散性アスベストの撤去には飛散防止設備と化学防護服の着用が必要である、飛散性・非飛散性問わず特殊産廃となるため容易に廃棄できない)から建設業界等を恐れさせ悩ませている。
アメリカ国内で1970年代に裁判所が「アスベスト産業界は1930年代からアスベストの危険性を認識していたが長年に渡って隠蔽を行っていた。」と認定している。
Falloutでは原子力やヌカ・コーラに隠れがちだが、いかに過去の年代がヤバかったかを物語る負の物証の一つでもある。
残念ながら日本国内でも毎年、アスベストを原因とした肺疾患で多くの方が亡くなっている。
実は竹取物語・かぐや姫の劇中で要求された内の一つ、火鼠の衣はコレ製の衣類が元ネタなのでは無いかと言われており、実際にも石綿製衣類は存在したとの事
なにせその洗濯方法には、水の無い地でも可能な『火に放り込む(汚れだけ燃えてなくなる)』という豪快なやり方まであったらしい