観察メモ、その27

Night of the Moth
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Mothman Equinoxメモ

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3.名無しさん2021年12月19日 20時47分
感想

筆者注釈
文字化け部分の原文は howl である。おそらく「喚き声」だと思われる。
・言及されているバージニア州のガラックスだが、原文からゲイラクス市(Galax、ゲイラックスとも)だと思われる。

2.本文2021年12月19日 20時40分

観察メモ、その27
解釈者ウォルシュ注記

森(オハイオか?)深夜過ぎ。十八夜。狼の■え声は風を巻き起こす巨大な翼の羽ばたきによって沈黙させられた。森は静寂に包まれ、私は案ずることなく眠れる

IW:賢きモスマンの安らぎの力で下等な動物たちも従順になる、我々も同じように静けさを養わねばならない

遺棄された街。バージニアか?(ガラックスだったか?看板が損傷している)。夕暮れ。二十六夜の月が地平線のすぐ上に出ている。沈みつつある太陽を背にしたシルエットの中、紫のオーブが幾つも闇に輝く。もう安全でないのは明らかだ。新たな住処を探さねば

IW:賢きモスマンは見る目と聞く耳を持つ者の前にしばしば現れて導いてくれる。彼に害意はないが、彼の通った後には闇と危険が続く

テネシーの山道。午後遅く。雷雲。影が頭上をよぎり、見上げる前には消えていた。細やかな灰色の粉が風に舞い、顔や紙についた

IW:知恵を学ぶ者として、すべてが教訓でないのを思い起こさねばならない。無知な輩であれば「聖なる祝福の粉」だと大騒ぎするだろう。我々は思い出さねばならない。彼は賢いが、蛾でもあるということを

バージニアのハイウェイ。夜。真っ暗闇になって1時間ほど。新月。キャンプファイヤーのそばに居ると、彼の羽ばたき、そして私の背後に降り立った音を耳にした。彼は姿を現すために来たのではないと知っていたから、炎に顔を向けたままでいた。彼はささやき、私は歩いたことのない森を見た。彼が立ち去った記憶はなかったが、目を覚ますと、太陽が東に昇っていた

IW:すべての学ぶ者が彼の真実を直接耳にして耐えられるわけではなし、知識を学んだ時にすべてを理解できる訳でもない。彼のメッセージを聞き、我々の心は開く。だが実行する覚悟ができるまで、その意味を理解したとは言えない

ウエストバージニアワトガ。夜明け直前。月は沈んだ。賢きモスマンロボブレインを食べるのを見た。簡易便所とかいうやつに隠れていたら、ロボブレインがメチャクチャに穴を開け始めた。すると賢きモスマンがどこからともなく舞い降りてきて、ロボブレインを丸ごとその口に放り込んだ。そして彼は「大丈夫だ、デイブ」と言って飛び去った

IW:観察者デイブはまたしても薬物の魅力に負けてしまった。ここで教訓を与える役を務めてくれたのはデイブであり、賢きモスマンではない

1.名無しさん2021年12月19日 20時39分

ポイント・プレザント教会で閲覧できる「聖なる書物」のうち、4冊目にあたるNote。観察者デイブが記したメモを、解釈者ウォルシュ(Interpreter Walsh, IW)が赤字で注記を入れたもの。

舞台であるウェストバージニアのほかに、(ウェストバージニアから見て)東のバージニア、南東のテネシー、北西のオハイオ(疑問符あり)が登場する。

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