オリオン・モレノ

モレノはエンクレイヴの仇敵であるNCRを憎んでいるため、運び屋がNCRへの肩入れを提案した場合、怒って離反してしまう。それどころか出入口を封鎖し、レムナント・パワーアーマーを装備した状態で運び屋と敵対する。
説得は可能だが、レムナントの仲間からも「こうと決めたらテコでも動かない奴だ」と言われるほど頑固な性格のため、翻意させるには80以上ものSpeechが必要となる。
もしくは、NCRからの悪評が一定以上である場合、「ダムで奴ら（NCR）を助けて、後からこっぴどく騙す」という体で納得して矛を収めてくれる。

NCRシェアクロッパー農場の少し北にあるオリオン・モレノの家という
マークされないロケーションに住んでいる老人。普通に話しかけてもほとんど
会話をしてくれない偏屈な老人だが、その正体は元・エンクレイヴのレムナント。

根っからの軍人で、エンクレイヴの命令であればどんな非道な任務であろうと
忠実に実行していた。エンクレイヴ=かつてのアメリカという解釈の元に愛国心から
献身的な働きをしていたようだが、それ故にエンクレイヴの要衝であるナヴァロや
オイルリグが破壊され、組織としても瓦解した事は彼にとって「アメリカの死」であり、
かなりのショックだったようだ。

こうした過去があるため、現在でもNCRに対する敵対心が抜けていない。
旧エンクレイヴの考えに懐疑的なアルケイドや、民間人への攻撃をよしとせず
上官から叱責される事もあった良識派のジョンソンと衝突する事も多いが、
戦闘能力は高くレムナントの切り込み隊長としての立場はきちんと認められている。