ビタールート軍曹

ビタールートという名前はビタースプリングスから取っていると同時に、ロッキー山脈を
中心に、北米大陸に広く自生しているルイシア・レディビバという花の俗称でもある。
多肉質の葉っぱが地面から少し飛び出しているかと思えば、時期になると
ピンク色の花を地面スレスレに咲かせるという乾燥や日照りに強い植物。
学名は米軍に所属していたルイスさんが大統領命令による植物調査中に発見した事から
ルイシアと付けられたが、ネイティブアメリカン達の間ではおやつとして食べたり
薬やハーブとして利用しており、そのままかじると苦い事からこう呼ばれたらしい。
モンタナ州の名物で州花にもなっているが、ネバダにも自生している。

ダトリ少佐を気恥ずかしそうに親父と呼ぶ様は胸に来るものがある

キャンプ・マッカランかキャンプ・フォーロン・ホープに駐在している第一偵察隊の一人。元カーンズで、ダトリ少佐の養子。ビタースプリングスの虐殺における生き残り。ビタースプリングスの虐殺時にはまだカーンズの成人の儀式を受けておらず、名前がなかったが、事件にちなんで自分で自分に名前をつけた。

もとからカーンズの風習や気質、生活様式、それに染まりきっている両親を嫌っていたため、ビタースプリングスの虐殺に関しては当然の報いだったと受け止めている。ただし、心の傷は残っているようで、養父のダトリ少佐からDr.ウサナギのセラピーを受けるように促してくれないかと依頼される。