テクノロジーの保全

ロジャー・マクソン
「おめでとう、アパラチア。パラディン・タガーディから、ハンターズビルの勝利の報告があった。犠牲もあったが、次世代は感謝するだろう。私が感謝しているようにな。誇りに思う。だが、連絡した理由はそれだけではない。

B.O.S.の現在継続中の命令に、価値のある技術を警備する、というものがある。我々の努力に利益がありそうなすべてをだ。だが、あらゆる角度から見えるのは、混沌だ。光は消え、人類は野蛮人と大して変わらなくなってしまった。

文明。私が毎日考えるのは、文明だ。おそらくリジーは、この言葉に飽き飽きしているだろうがな。文明を再建し、取り戻す。我々の継承者は、過去の秘密を必要とする時が来るだろう。そういった秘密は、今我々の指からこぼれ落ちそうな危機にある。今のところ、スクライブたちはナイツと基地を守るための道具になっている。それを変えなくてはならない。B.O.S.は、武装した戦闘集団以上の存在になる。民衆の守護者となるのだ。

だから我々は、すべての設計図、ホロテープ、書物、メモに至るまで、旧世界を積み上げたすべてを手に入れる。手遅れになる前に。スクライブたちが調査をし、保管し、さらには過去を超えてくれるだろう。そしてナイトが彼らを守る。大切な種子を守る硬い殻のように。いつか時が来たら、その種は発芽する。そして新しい文明が誕生する。

これが…我々が生まれてきた理由だ。そうは思わないか？ 仲間を守ることは、兵士として良いゴールだ。だが、これは…我々は、世界を変えるきっかけになる。質問があるだろうな。パラディン・タガーディはすべて説明を受けた。心から信頼している、アパラチア。エルダー・マクソン、アウト」

キャンプ・ベンチャーとディファイアンス砦にあるホロテープ。

ハンターズビルの戦いの後、エルダー・マクソンがアパラチア支部へ送った称賛の言葉と、B.O.S.の方針「テクノロジーの保全」に対するマクソンの考えが録音されている。