殺鼠剤

>>13
昨年まで大手害虫駆除会社にいたが、殺鼠剤による駆除は未だに現役。
確かにクマネズミの多くはワルファリンを代表とする第一世代抗凝血殺鼠剤には耐性を持っているが、その後開発されたジフェチアロールなどの第二世代の殺鼠剤は今でも十分効果がある。
生息数がごく少数なら粘着ボードだけでもなんとかなることがあるが、クマネズミは警戒心が非常に強く、仲間が捕まっている様子を見て粘着ボードが危険であることを学習してしまうので、殺鼠剤を使用しない駆除はいたちごっこになりやすい。
もし現実世界でネズミ駆除を依頼しようとしているResidentがいたら、その事を忘れないでほしい。

当然ながら、拷問や自殺・処刑の道具としても20世紀代のこの手の薬品は悪名高い。
何せ殺傷力重視で汚染や事故の可能性もまだ大して意識していないので、
量さえ調整すれば人間にも適用可能な毒素を含んでいる場合が多いのだ。

最も有名な例としてはチクロンBというシアン化合物を含む殺虫剤が
ナチス強制収容所のガス室で戦争犯罪の為の道具として使われていた。
シリーズでも刑務所でマグカップや手錠と一緒に置かれている事があるが…考えたくもない。

なお現在は害虫相手には脂肪酸やエタノール、ピレトリンなど昆虫の神経のみ攻撃する毒、
ネズミに対しては上記等字面だけで殺意を感じる要素はほぼ排除されている。

サットンの教会で集団自決に用いられた形跡があるなど、猛毒・劇薬の類いなのは間違いないはず…なのだが
前述の通り、キッチン、厨房などの調理場で見かける率が高い。
そんなところに置いてたら誤食、誤飲、混入の危険があるよと思いつつ拾っていこう
特にヘビーガンビルドだと中々に鉛が不足するのだから

モーガンタウン空港のマリア・チャベスなどこれを飲んで命を絶った人も少なくない。

論理ガバガバ世界だし未だに砒素使ってそう

匂いをかいでも頭は破裂しない。