密造酒

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補足しておくと。
密造酒で危険な点として、鉛以外にメチルアルコールがある。メチルアルコールは失明の恐れがある。
蒸留する過程で必ず発生してしまい、蒸留して最初に出てくる100mlほどにはメチルが入っているとのこと。
なので、「質の良い密造酒」を作る違法業者は最初の100mlを捨てているが、儲けしか考えていない業者はメチルを含めて売ってしまうとのこと。
日本でも第二次世界大戦後は「カストリ酒」という密造酒が出回り大勢の人々に健康被害をもたらしたようだ。
もちろん現代に出回っている「合法的に買える密造酒風の酒」はそんなことないので安心して買うと良いだろう。

まあ放射能浴びて手足の骨折が治るバケモノのアイツからしたら少量のメチルなんてどうってことないかもしれないが。

酒税どころか社会機構の崩壊して久しい世界だと密造というより自家製酒と呼んだ方が良さそうな気もするが、こういう薄暗いPLという場所だとむしろピッタリか。

材料に核分裂バッテリーの鉛を使うというところにドン引くアイツも多いと思われるが、古代ローマからヨーロッパでは鉛はワインの甘みづけとして使用されてきたという歴史がある。
ワイン造りにおいてぶどう果汁を発酵させるときに、管理が不十分であると、酢酸を発生させてしまう。するとビネガーに近くなってしまって飲めたものではなくなるのだが、鉛はこの酢酸と反応して酢酸鉛を形成し、甘味を呈する。このため、鉛でできた鍋でぶどう果汁を煮詰め、鉛の溶け込んだシロップを作り、ワインに添加するという技法が成立した。酢酸鉛は食品の保存性も高めることもあり、19世紀くらいまでワインに鉛をぶち込むのは当然のことだったという。

古代ローマの皇帝にヤバい奴が多いのは鉛入りワインや鉛食器のせいとか、ベートーヴェンの耳が聞こえなくなったのも鉛入りワインを飲み過ぎていたせい（髪を分析した結果激ヤバ量の鉛が検出されている）とかいろいろいわれ、鉛中毒はヤバいと現代では言われているが、ウェイストランド人は蓄積された放射性物質も放射性ダメージも薬でちょちょっと回復できてしまうミュータント。鉛の害なんて所詮砂糖と同程度なのだろう。

原材料はプンガフルーツ、小麦、核分裂バッテリーが原料というとんでもないもの。
核分裂バッテリーの鉛を少量入れて香りづけや甘さの調整に使うとのこと。
現代人の感覚からすれば体に蓄積されていく鉛はいかんでしょとは思うが、世紀末世界なので気にすることはない。
実際マルグリットも問題ないと言っている。

材料のプンガフルーツでも味の違い、野生プンガフルーツだと味が劣化し、栽培プンガフルーツの方がいい味に仕上がるとのこと。

密造酒は現代のアメリカ裏社会の人間達の間でもよく取引がされており、月明かり(ムーンシャイン)から隠れるように森の奥深くや洞窟などで製造されている。
また、日本のAmazonでは「行政の認可を受けて合法的に製造された密造酒」を買うこともできる。1瓶5000円ほどと高いが興味があれば買ってみよう。

DLC「Point Lookout」で追加される酒系Aid
現地のダンジョンなどで拾得できることがある他、商店でも購入可能

本土の酒類よりも効果が大きく、メリットであるCharismaとStrengthを倍の＋2してくれる一方で、デメリットのIntelligenceの低下も倍の－2となる
また、酒だけに例に漏れず中毒性があるため、飲み過ぎには注意しよう