ヨハネの黙示録21章6節

細かい事だが公式訳の最後の節は「価なしに飲ませる」である。
"価"は一文字で「代価」を意味するためこちらの字が当てられている。

浄化プロジェクトはそれ自体が多くの人々の無償の助力によって成されただけでなく、その成果のアクア・ピューラも無償で配布されている。
キリスト教の価値観では見返りを求めない施しは単に気前が良いだけでなく最も貴い善行とされるため、このプロジェクトが一貫して無償である事には想像以上に重大な意味があったりする。

最後の浄化装置に21:6を入力して水が浄化される中じょじょに見えてゆくジェファーソン像はどこか父親の姿に見えなくもない


「パパ…ジョナス…みんな…終わったよ…」

余談ではあるがヨハネの黙示録7節、8節は以下の通りに続く
7節
「勝利を選る者は、これらのものを受け継ぐであろう。
わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。」
8節
「しかし、臆病な者、信じない者、忌むべき者、人殺し
姦淫を行う者、まじないをする者、偶像を拝む者、すべて
偽りを言う者には、火と硫黄の燃えている池が、彼らの
受けるべき報いである。これが第二の死である。」

メインクエストの最終局面、浄化装置を起動するパスコードを忘れてしまったそこの貴方！
貴方のお母様が好きだったこの教えが、聖書のどの章の何節目だったかを思い出してみてください！

最後の最後でパスコードが分からず、フォークスさんとの会話で216の数字を見て「はて？」となったマヌケは俺だけでいい…

「私はアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。私は、渇く者には、いのちの水の泉から、値なしに飲ませる。」



101のアイツの母キャサリンが愛読していたヨハネの黙示録の中で、彼女が最も好きだったという1節。
「Fallout3」という作品の物語において鍵を握る重要な言葉であり、オープニングからエンディングまで、メインクエストのイベントに絡むキーワード及びテーマとして最後まで強い印象の残す。