ハーミット・クラブのグリル

3だが、タラバガニはタラバガニ科で、ヤドカリの近縁種（ヤドカリ上科）ではあるが分類上は別種である。

遊泳するタイプのエビがさらなる堅い甲殻を求めてイセエビやウチワエビのような種に進化し、更に安全を求めてヤドカリにみられる貝殻を背負う等の別の観点からなる頑丈さを手に入れたものの、引き換えに無くした行動の自由が欲しいと宿を捨てた者達がタラバガニである。いうなれば、ヤドカリから進化したものがタラバガニなどの種になる。
ヤドカリは無理矢理に貝殻に潜り込んだせいか体が歪んでしまっている。その名残でタラバガニ等は左右非対称の姿になっている。主に鋏が顕著。そこから更に進化し、左右対称の体を手に入れたのがズワイガニ等の種になる。
余談な上に余談だが、ハーミットクラブはその歪みが無く、左右対称のように見える。

3ではfallout4での焼いたハーミットクラブの肉の項も踏まえて「美味しそう」なイメージが強かったので敢えてネガティブなコメントをしてみた。ハーミットクラブを食べるときのイメージの参考にしてもらえると幸いです。

ヤドカリは不味いというが、タラバガニは分類上ヤドカリであり、近縁種にも食用とされるカニが数多くある。
またヤシガニも陸棲の大型のヤドカリであり、生息地域では美味・珍味の類として食べられる。
(毒を持つ個体がいるので、素人が捕獲して食べることは勧めない)
結局は、種類や生息環境次第であろう…まあハーミットクラブならクルマとか食ってても不思議はない(言い過ぎ)。

ヤドカリも甲殻類だし、エビカニのように美味しいんでしょ？と思うResidentも多いことだろう。
実際にヤドカリの一種を食べた事がある者からすると、あれはお世辞にも美味いとはいえない。
私が食べた種の場合、甲殻類らしい豊かな旨味を感じず、無味に近く、奇妙なほど不自然な甘みがあり、渋みや苦みのような雑味が残った。
種によっては一時的に味覚がおかしくなるものや、毒性を持つものも存在するので、安易に捕獲したものを口にするのは控えよう。

ちなみにFallout4では焼いたハーミット・クラブの肉という名前の料理が存在し、必要素材が多いとはいえHP回復量もステータス上昇量もかなり強力なものとなっている。

ハーミット・クラブの肉を木材を使って焼いたシンプルな料理。

HP+30、Rad+5、END+1、食料+10%
重量1、価値39

ハーミット・クラブ自体がレアな割には効果はイマイチ。身が少ないのだろうか。