ジャクソンのメモ

　　　Department of Defense

ここにずっといておかしくなりそうだ。ここに留まり、市民が余計なことに首を突っ込まないようにするのが任務なのは分かっているが、どうにもつまらない。また道に迷ったハンターを見つけたら、この手で黙らせてやる

コソコソ嗅ぎまわる生物学者も来た。「特別な動物」を探しているらしい。大きくて危険であることくらいしか言わなかったが、どうしても見つけたがっていた。いつものように、失せろと言ってやった

どうやら湖に「お友だち」がいるようだ。時折、夕暮れや夜明けに反対側の岸で熊が嗅ぎまわっている。少なくとも、私は熊だと思っている。あの生物学者が探していた奴かもしれない。奴はどこかおかしいようで、歩き方か鳴き方が変だ。奴のことを聞きにレンジャーがやってきたが、しゃしゃり出てくる生物学者と同じように追い払った

奴はいつも湖に流れる小川に沿って行き来しているようだ。上流まで追跡できるかもしれない。奴を追跡して仕留める許可を申請したが、却下された。奴はそれほど小屋の近くへは来ていない。もし来たら、熊の死体が出来上がるだろうな

ジェームス・コード少尉

　　　Appalachian Territory

Unsolved:Tracking Terror中のミサイルサイロ・アルファの小屋に置かれているメモ。持ち出し不可。国防総省の書類だが、外観はなぜかフリーステイツのシンボルが刻印されている。