カナダ

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報じるどころか、射殺映像後に登場する誇らしげなPA兵と星条旗に加えて、米陸軍のサービスマークをバックに「BUY WAR BONDS」（戦時国債を買おう！）という言葉が出てくる辺り積極的に宣伝に利用している恐ろしさ・・・

アイツが出来心でぶっ放したデスレイの着弾地点がこの国の領内と言われている

Fallout1のOPではカナダ併合のシーンが戦前のギャラクシーニュース（GNN）で報じられたものとして描かれている。しかしそれは「パワーアーマーの米軍兵士が降伏したカナダ人捕虜を撃ち殺してゲラゲラ笑っている」という心象最悪なもの。

ニュースとして報じてよかったのだろうか、或いはそれくらい市民の倫理観も崩壊していたのだろうか…。いずれにせよゲリラ的抵抗すらされても致し方ないところではある。

以下はカナダ併合までのプロセス
2059年・・・アメリカは中国からアラスカの油田を守るためアンカレッジ前線を設置。カナダに領内を通るパイプラインを警備するための米軍部隊を駐屯させることができるように圧力をかけ、これを認めさせる。

2066年・・・中国軍によるアラスカ侵攻開始。戦争の勃発によってアメリカはさらに圧力を強め、カナダがこれに屈服する。カナダの資源は米国の戦争遂行のため限界まで搾取され、森林地帯は回復不能なまでに破壊される。この頃から、カナダは事実上「リトルアメリカ」と化す。

2072年・・・アメリカによるカナダの資源搾取に抗議するデモや暴動がいくつかの都市で発生する。同年、彼らの石油パイプラインに対するサボタージュが失敗に終わり、これを口実にアメリカは正式にカナダの併合の開始を宣言した（だが事実上、併合のプロセスは2067年には始まっていた）。在カナダ米軍司令官のバス・バブコックは、報道機関に対して併合の理由は安全保障上の懸念のためと述べ、また彼は「リトルアメリカ」は常にアメリカの所有物であると語った。

2076年・・・カナダの併合が完了。これに抗議するデモや暴動を米軍は武力によって容赦なく弾圧した（Fallout1のOPムービーなど）。しかし、この行いがまた新たな抵抗を呼び起こすこととなった。

参考：FAFLLOUT BIBLE: SECTION ZEROとロードスクリーンの新聞記事

戦前に存在したアメリカと国境を接する国家。

Fallout世界においては、中国のアラスカ侵攻によって勃発した米中戦争により、アラスカからのパイプラインが通っているという防衛上の理由と、カナダの資源を戦争に利用しようという思惑から政治的・軍事的圧力が日増しに高まり、2076年にアメリカへ併合されることになった。

本編ではロードスクリーンのカナダ併合を伝える新聞記事、Vault-tecからの手紙などでその名を見ることができる。