ブギーマンが消えた?

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  • 人さらいは追放された?
  • The Boogeyman banished?
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コメント一覧(4)

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4.名無しさん2020年04月28日 19時11分
感想
3.名無しさん2018年03月22日 04時37分
感想

人類が連邦そのものなのだ。

このフレーズに全てが集約されている気がする。
そして続く次の文章で、楽観でも悲観でもなく"ただ現実に立ち向かえ"と続けて締められた。

連邦の多数派である一般人の心情を的確に汲み取ることに成功している気がする。

2.ブギーマンが消えた?2016年06月06日 11時01分

人さらいは追放された?
著者
パイパー・ライト

我々は皆屈した、いずれかの時点で。我々が実際にどれほど勇敢であろうと、あるいはどれほど強かろうと、連邦の住民は恐怖を知った。

まさにこのダイアモンドシティで2229年に「壊れた仮面」事件が起き、最初の人造人間侵入し何も知らない入植者の一団を襲って以来ずっと、我々はインスティチュートとそれが象徴する全てを恐れながら、ベッドで眠れない夜を過ごしてきた。

我々は長い間可能性に怯えてきた。知っている誰かが、見当もつかない理由で夜の間にさらわれ、奪われるたら? 家族の1人が実は人造人間とすり替わっていて、突然刃向ってきたら? 人さらいがついに正体を明かし、立ちはだかる者全てを貪り食ったら?

我々、連邦の住民は、過去を覚えている。恐怖の中で現在を生きてきた。しかしC.I.T.廃墟で起きた甚大な爆発インスティチュート(この記者により実は地下深くにあったことがわかった)の壊滅が明白に示されている今、皆の心にある疑問は、人さらいが本当に追放されたのかということだ。

確かにそのように見えるだろう。

インスティチュートが存在する限り、この謎に包まれた邪悪な組織に対抗する者達がいた。一般人の多くが無慈悲な支配者に盾突こうなどとは夢にも思わない一方で、レールロードは30年以上にわたって秘密裏に彼らと戦ってきた。そしてB.O.S.連邦に現れたことは、インスティチュートがそれまでに直面した中で最も明白な対立を示した。あらゆる帝国はいずれ必ず滅びる定めだ。つまり、それは常に「起きるかどうか」ではなく「いつ起きるか」という問題だったのだろう。

では連邦にとって正確にどんな意味を持つのだろう、未来へ進むということは?

親愛なる読者諸君、それが問題だ。人さらいが本当に追放されたとしても、他の怪物が正体を現して夜中に我々を恐怖に陥れる可能性はないだろうか? 連邦には他にも有力な組織が存在する。どれもインスティチュートほど強大ではないが、それは必ず変わるはずだ。彼らは連邦に協調するのか、反発するのか? 住民に味方するのか、敵対するのか?

この記者は、ある極めて具体的な理由を基に希望にしがみつく。私の情報源が正しければ、正しいと確信しているが、インスティチュートの壊滅を仕組んだのは実のところ、我々の多くがすでに会った人物であるVault居住者だ。行方不明の我が子を捜して我々の居住区を訪れたあの孤独な人物は、どうやら数多くの子供達を奪った怪物を見つけ出し、そして殺したと思われる。

だから仲間達よ、新たな明日へ慎重に踏み出そう。しかし強さを失うな。そして常に、人類は地上で生きて死ぬことを忘れてはならない。人類が連邦そのものなのだ。そしてたぶん、もしかすると、ついにインスティチュートが消えた今では、我々皆が自分にふさわしい未来を手にできるはずだ。

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