シルビアのホロテープ

決してあの車ではない。

録音したのはペリー・オーウェンズ。
ペリー(Perry) の略称はピート(Pete)。住民はペリーのことをピートと呼んでるので少し紛らわしいがペリー(本名) とピート(略称) は同一人物である。

ユニバーシティ・ポイントの北、LIQUORSという看板の酒屋のレジの隣の道具箱に入っているホロテープ。
シルビアという女性にあてたメッセージで、男性の声で録音されている。

「シルビア、バートが言ったことはどうでもいい！
どんな危険に巻き込まれているのか、みんな知る権利がある！
子供達はインスティチュートなんて怪談くらいに思っているかもしれないが、
シルビアは奴らの襲撃を覚えている年齢だろう！
同情するのはわかるが、あの子のせいでこんなトラブルに巻き込まれたんだ。
あの子の父親は責任を取らないといけない。
インスティチュートが欲しがっているものを渡せば…あるいはあの子を引き渡しでもすれば、放っといてくれるかもしれない…。」